投稿日 2016-05-25
種を残すというアホみたいな農家


平成28年5月農場

今年の夏秋作の準備はほぼ終わった

ハウスではトマトを中心に15000本植え付けられ、その他露地栽培では夏野菜と秋収穫予定の野菜たちが並んだ。これでようやく、梅雨時期、酷暑時期を乗り越えれることが出来る。

昨日は、今日から走り梅雨のような気配なので、急いでさつま芋を植え付けた。さつま芋は例年通り農場オリジナル品種「こがね甘福」約20アールに定植。一昨年は、大雨による浸水被害で壊滅状態。埋った土砂からスコップでかき分け、なんとか種芋だけは確保し難を逃れ今も継承している。そして今年も無事定植までこぎつけた。


このサツマイモ「こがね甘福」かれこれ開発からは八年になる。当初四年間は、まったく商品にならなくて、どうしょうかなと思った次第だった。でもガマン強く粘ってなんとかかんとか消費者や業者に認知を受けて、またお褒めをいただきたった一軒うちだけのオリジナルとして今も生き続けている。

サツマイモもしかり、野菜や果物、魚を含め、お客さんはファーストコンタクトで「美味しい」「不味い」いや・・・、匂いだったり、見た目だったりで判断される。JA等大きい流通の場合はさらに効率化(大きさサイズ別に)判断される。よって、「味はいいがその他の条件では整わない」野菜たちは、この世から消えたり、在来種のタネはひっそりと栽培されていたりしています。

現在流通しているタネは1代限りで終わるF1品種と呼ばれるもの。簡単に言うと実を大きくして種を残しそれを撒いても翌年同じ野菜はできない、というもの。昔ながらの代々継承していく種苗とは違います。よって日本に流通している野菜の99%以上は農家が継承できない事となっている。種苗法というのがあり、勝手に種を増やして売ってはいけませんよというもの。つまり著作権のようなもの。上記で書いたように99%種苗会社に握られている。国家戦力ともなります。あのチューリップ戦争も今の価値で1球2500万円まで高騰したんですって。また、世界の遺伝子組み換え種子の90%を握るモンサント社もドイツの製薬会社に6,8兆円で買収提示。そのくらい種の持つ影響力はすごいのです。

昔ながらに、各農家が風や虫を利用して毎年残してきた種、綿毛で一個一個雌しべと雄しべを授粉させ残してきた種・・・・。そんなのがバカらしいくらい。残念ながら。けど、小さいながらでも小規模でも種の保存に取り組んできている農家もいる。うちもいくつかのタネを残し、次世代へとバトンタッチ出来たらと活動している。

今年も、さつま芋100%、トマトを20%自家製のタネでやっている。さつま芋8年、トマトに至っては12年目である。未だに固定しないがそれでも意地になりやり続けてやる。

 

けっして種苗メーカーを批判しているわけではない。今日、このような豊かな食生活が出来るのは種苗メーカーのおかげである。しかし、思うんだよ。毎年値段をじわじわと上げられる。考えてみて、同じ店で毎年数十万円のタネを買ったら少し値引きぐらいあってもいいじゃないですか?逆ですよ。毎年上がります。その辺に対抗しているんです、わたし。

そして、言いたい、声を大にして言いたい

世のお百姓さんよぉー

既存のシステムだけだとよー

ヤツらに食われちまうぜー

悪あがきしよーぜー!

 

何はともあれ、今年も無事サツマイモ植え付けれたのでひと安心。

11月には、「こがね甘福」の焼き芋持って各地にお邪魔します!

待っててね。


PS,今年はびっくりするような焼き芋利用が始まりそうです♡

 


 

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