投稿日 2016-07-12
本山町大石集落での子育て


高知県本山町。人口3800人、少ないなぁと思う方もいらっしゃるかと思います。

ワタシはね、そうは感じないんですよ。なんででしょうかね?

 

一年間に本山町で産まれる子供は約20名ぐらいです。残念なことに亡くなる方が毎年70名ほどです。また、進学や仕事等大人の移動が50名ほど流出していきます。つまり3,800人+20人-70人-50人=3,700人

と、いうことは毎年100名づつ人口が減ってしまう事になりますね。あら~残念ですね。

でもここにはもうひとつ足し算が加わります。それは流入者です、つまり移住者。家族持ちなら4人、単身者でも1人、このプラスは大きいです。そしてもひとつ、Uターン者です。この辺は流動的で計算するのはわからん。おそらくプラス10人ほどではないかな?

さて、別に移住者にスポットではない。今日は子供について。

本山町で産まれる子供が毎年20人ぐらい。人口3800人ですから子供、特に赤ちゃんに出会うとみんな大人は笑顔になる。そして近寄りたくなる。さらに触りたくなり、抱っこもしたい!あの~パグじゃないですよ、今日は人の子ですよ。

今年に入ってから知り合いの家庭で3名の赤ちゃんを抱っこさせてもらった。うちの子供はもう大きくなっているので、抱っこという感覚は家庭内ではすることはないので、外でたまに赤ちゃんの疑似体験をさせてもらえるのがおもしろい。面白いと書くと育児中のお母さん方に叱られそうですが、でも無条件でうれしいし、おもしろいですよね。

うちの小さな集落では(人口150人ほど)赤ちゃんに出会う機会などめったにない。ほんとない。

私たち家族はよそ者です。当然祖父母や両親と暮らしていなく、核家族で3人の子供を育ててきた。それも貧乏生活で。あ、楽しい貧乏生活ですから。こちらに越して来て3人目が産まれた時にはもうみんな喜んでいただいて、あっちこっちで抱っこもしてもらった。上のおねえちゃんたちもあっちこっちでお世話になり、お菓子や頂き物、はたまた現金をくれたり大変お世話になった。

あれは越してきたばかりのころのはなし。ある日長女がいなくなった時があった。あたりはもうすっかり暗い夜も9時過ぎていたと思う。私は子供を連れて公民館で皆さんと飲んでいた。気が付くと、娘がいない。どこにもいない。外で叫んでも出てきやしない。あら~困った。母親に電話して、飲んでいた方ともいっしょに探した。さー困った困った。けどね、みんなどこか楽天的だったのを憶えている。「どっかで遊びゆーわ♡」

そしてどれくらい探したか・・・。暗い道、懐中電灯を片手に、どっかのおばあちゃんがうちの子を手を引いて娘とやってきた。

「この子はどこの子じゃろ?見たことがない」

話しを聞くと、そのおばあちゃんの孫がうちの子を連れてきて、家でいっしょに遊んだあとにゴハンを一緒に食べ、孫さんは寝てしまったと。そしたらこの子はどこの子か気が付き、どうしたもんかとココに連れてきたとさ。ちゃんちゃん。

心配しましたよ、けどどこか安心感もあった。

なぜかなぁ?

それは、私が思うには、田舎の集落って大きい家族なんですよ。確かに親戚関係か多くで形成されていますが、それでも他人通しでも、みんな親戚、大きな家族なんです。だから持ちつ持たれつ以上の繋がりがある。そしてこの人たちとこれからも付き合わなければいけないという覚悟もいる。自分をオープンにしないと、たちまち相手がよりクローズしてしまう。そうなると、それをリカバリーするのはすごく大変。

まあ、田舎で暮らすことのスキルは「スマ~~イル」(^_^)が最強!

うちの子供も、近所の子供も、みんな大きくなっていき、それぞれの道へ歩んでいる。どんどんこの地から離れていくことは寂しいものですが、それを手を振って見送るのも大人の役目。そして夏休みなどで帰ってくるとみんなで歓迎をする。うっとうしいぐらい「どうやっ?」って質問攻めにあう。

帰省すると会う人会う人に肩叩かれ、土足で平気でプライベートも聞かれ、おまけに小遣いをくれることも・・・。

都会で住んでいて、駅から自宅まで歩いていたら、おそらく何百何千という人にすれ違いますよね。その道中で「アラ~元気?」と声を掛けられることはありますか?小遣いくれますか?

こんな田舎です。

子育て世代の親御さんが田舎で出会うと、大変だなぁと思う。見えない苦労もいっぱいしているし、お母さん方はすごく頑張っているだろうな、ニコニコしているけど時々怖い顔になるんだろうなぁ。私たちもそうでした。そんな軽いモノじゃなかった田舎の子育て。だよね。

でも、周りの人を無条件で笑顔にできる子供たち。こんな田舎では直接じゃないにしろ、集落みんなが見守ってくれる安心感はある。だからのびのび育ててあげて。いいじゃないの。少々汚くても、いいじゃないの勉強できなくても、いいじゃないの行方不明に少々なったとしても。。(これは違うね)

 

いずれ、子供は大きくなる。それぞれの道を行く。育児を楽しみましょうなんて、軽率な事は言えないが、みんなが気にしてるんだよと言う事は伝えたかった。それはうっとうしいぐらい気にしている。だから聞くのよ、おっちゃん、おばちゃんは。

 

人口減っても、気にしない。変わらない自然と人の営みが流れているかぎりは。

人口減て何が問題なの?

それを住民が解決できるの?<これは国政の話しと思う。

みんなでスマ~~イル♡

こどもには全部吹き飛ばすパワーがあるって事よ!


 

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