投稿日 2016-08-19
冬に向かって立秋に耕す


季節は立秋。こよみでは秋です。

畑や田んぼでは稲の穂が出始め、萩のつぼみも。赤とんぼ&ツクツクボウシ。

秋の景色が少しづつ・・・。


しかし、日中の暑さは限界を超えていて、まだまだ本格的に農作業する気がない。でも季節は必ず巡るので、すでに畑の準備を進めている。今年の秋冬は何しよう?

この時期はとても大事な時期で、長い冬~春にかけての作物を設定する時期なのです。寒い時期にいくら種を撒いても芽はなかなか出てくれません。だから今から畑を耕し、種を撒き、長い冬に備えます。

定番の、白菜、人参、キャベツ、大根はもう無くてはならないモノ。白菜・キャベツは遅く種まきすると結球(葉っぱが包まなくなる)しませんし、人参は発芽までと初期成長が遅いのでどうしてもアツさが残る時期にある程度大きくしとかないとダメ。大根は品種改良されてずいぶん長い時期に種まきが出来るようになりました。


さて、我が家では、この定番以外に何しようかとワクワクする時期に入りました。

昨年失敗したもの、成功したもの・・・。食べてみたいもの。おもしろそうなもの。いろいろな角度で検討していきます。

 

長い冬のメリット。それはある程度の野菜類は、成長しきっていると、子孫を残すための行動を春まで待ちます。つまり冬はじっくりそのままの形でいるということ。長い時間人間様が頂くことが出来ると言う事。

長い冬、どうですか?田舎にお住まいならわかると思いますが、冬って同じものばっかり食べていませんか?白菜だったら鍋ばっかりくっていませんか?大根貰ったら煮込み大根ばっかり食っていませんか?そうですよね

 

「ばっかり食」です

 

わが家では時々、家族の数より研修生や友人の方が多いことも珍しくないので、食事の準備はひと仕事。私は妻に頼りきりですが、大人数の受け入れは食事の支度ができるか否かにかかっていると言っても過言ではありません。妻にとっては少々負担でしょうが、そう言われるとやりがいもあろうというものです。

もちろん、わが家の食事が豪華なものであるはずもありません。季節の野菜を中心にした「旬の料理」。そう言えば聞こえはいいのですが、いろいろ工夫はするものの、要するにいつも同じ素材で作る「ばっかり食」なので飽きても不思議ではありません。

でも彼らはそれがいいと言う。何より自分たちが収穫し、さっきまで畑にあったものが今この食卓に並んでいる。そんな当たり前のことに感激するのです。

食べ物は、それができている所や作っている人のことが思い浮かぶときにこそ、最もおいしい。彼らの食欲は玄米菜食の王道からは少し外れているものの、旬をいただく喜びに満ちあふれています。

その食べっぷりを見ていると、いつの間にか私たちは、体ではなく頭で食べる習慣がついてしまっていることに気付きます。食育が声高に叫ばれてはいるものの、これはどのくらい栄養があるか、どういう機能性があるか、生産履歴で「安全」は保証されているのか-。現代人の多くは、そんなことを先に考えてしまい、かえって食べる喜びから遠ざかっているのではないでしょうか。

食について確固たるものがないから、ちょっとした情報に右往左往してしまう。マスコミ情報でブームとなった健康食品といわれるものが、どれだけ現れ、消えていったことでしょう。

これを食べれば病気になる、あるいは健康になる。そうした目でしか食べ物のことを考えず、栄養を足すことしか考えないから、そうなるのだと思います。でも、引いて初めて見えることもある。「食べない食育」。すなわち断食です。

断食をする友人から、断食後は、その折々の恵みをいただくことのありがたさや、命のつながりをより実感することができると言います。


 

ばっかり食って、自然の摂理にあった食べ方なのかもしれない。本当はいろいろ食べたいけど。でもその方が工夫と知恵もつくしね。

春夏秋冬、それぞれの季節で日本人は身体と心に出来てるんじゃいか。

だから、私は今年も変わらず種を撒く。

さあ、まだまだ暑いけど、長い冬に向かって畑を耕そう!


 

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