投稿日 2016-10-30
足元の小さな幸福


農場の脇のびっしりと生えた茅(かや)。つまりススキです


冬がやってくる前に根元から、機械で刈っていく。

この萱は昔はさまざまな利用価値があった。

茅葺屋根、すだれ、土壁の原料、畑や田んぼへの有機物として土壌改良材として。人によってさまざまな生活の中で貢献してきた。

現代はどうだろうか?

今は厄介者として扱われることの方が多い。

確かに、ごく一部の農家さんや、畜産業ぐらいじゃないでしょうか?

今の時代で一番利用されているのは、中秋の名月の時の「ススキ」として一番消費されているのではないか?

 

茅の寿命は15年と言われている。つまり一度根を下ろすと、同じ場所で15年ものそこで生き続けている。毎年穂を付け、ススキとなって種を飛ばし別の場所でまた根を下ろす。そして広がっていく。だからススキの群生地って出来るんですね。

なぜ今時期に茅を刈るのかわかりますか?

今時期はまだ少し青いのです。もうすぐするとこの辺も寒くなり、霜が降ります。そうなると地上部の茅は枯れていく。完全に枯れると今度は腐りにくくなる。

この萱を屋根などに再利用するのであれば、完全に茶色くなり枯れている方が保存が効くのです。

つまり、うちでは畑に入れるか、そのまま土に戻すかなので早く腐って土に還った方が良いのです。だから今時期刈る。

 

今日、この萱を買っている時に見つけてしまった。ちょっとした隙間で一生懸命生きている「リンドウ」を。


普通は9月から10月にかけて咲くのですけど、おそらく二度咲きなんでしょう。

今年はキンモクセイも2回咲きましたもんね。

 

この、リンドウがけっこう群生していることが分かった。そのたびに草刈り機の機械を気を付けながら、どうするか考えてみようと思った

それは、これから年に何回も機械を使わないといけない。人間もどんどん踏み入れて行ってしまう場所。なので確実にこのリンドウにとって弊害が出ることは必須。

どうしましょ?

ひとつはそのまま自然のままに。

また、移植してどこかで新しい場所で咲いてもらう。

どちらかに選択をしないといけない。


季節外れのリンドウに考えさせられた。

日が陰ると、リンドウの花は閉じてしまう。

逆に、陽をいっぱいもらうとキレイな花を短い背丈で、一生懸命太陽に向かい広げている。

まるで、「見て見て」と言っているようだ。

遅咲きなのか、二度咲きなのかわからないが、仕事の途中でひと時の幸せがあった。

アマゾンでは買えない、しあわせなグッズなんですよ。


自分の庭のリンドウって。

特別きれいな紫色なんですよね。野生のリンドウは

足元にはけっこうあるんですよ

小さな幸せ時間が。

 


 

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