投稿日 2016-12-11
山間部6次産業を考える


私の住む集落は、まさに山間部の農村地帯です。

歴史的にも約400年農村として栄えた記録があるという。

現在は人口は減り続け、今や140人ほどの集落に人口になったそうだ。まあ、これからも人口は減少していくでしょう。

と、まあ別に人口が減っていくことに嘆いているわけじゃないです。まだまだやれること、やるべきことがたくさんあるってことを言いたいんです。

 




 

6次産業化化

 

農業の6次産業化という言葉を聞いたことがあるだろうか?

1次産業×2次産業×3次産業

つまり、本当は生産者が、みずから生産して、加工して、自分で売りましょうというのが本筋みたい。

これは、今から7年ほど前に国が制定した法律「六次産業化・地産地消法」というものがあります。

つまり農業や漁業の生産者及びそれにかかわる業種の人たちに、「もっと稼げよ、そして設備投資して、税金払えよ」と言っていることなんですね。

まあ、表向きには、生鮮食品は安いでしょ?規格外品を無駄にしていませんか?もったいないので加工して売りなさいね。ということらしい。一見、美しいことですよね。

でも、考えてみてください。農家にしろ、漁師にしろ、自分で経費かけて、手間暇かけて誰が無駄にしたいですか?

そんな人いませんよね。

確かに全国的に見れば、大型設備を投入して、営業ヨロシクガンガン稼いでいる一次産業者もいます。

 




 

山間部の農業6次化

私の住むところは、完全な山間部農業地帯です。

このような地域ではどのようなことが出来るであろうか、常に私は考えている。

この6次化という法律が出来てからは、まあつまんないインチキコンサルもウジャウジャ出てきた。何なのだろうね。コンサルって。確かにちゃんとした思考能力を持った力のあるコンサルティングさんはいます。私もクライアントである松田さんは本当に今や立派な生産者のための相談役をしています。どうして向き不向きはありますけど。まあ、田舎に入って来るインチキコンサルは9割がアホなコンサルです。

 

さて、話を戻すと。基本こういう事はイニシャチブを生産者が持たないといけません。まずそこです。そして試す度胸がいるのです。小さい実践をすることが大事。そしてできるだけコストをかけない。さらにココ大事

「ストーリーがあるか?」

簡単に言うと、自分のところの畑に、その商品が繫がるかどうかなのです。

だから、自分のところで生産されてないモノがほとんどの原料を使った農産加工品をよく見かける。

以前私も、とあるアイスクリーム屋さんと一緒に仕事をしたことがあった。

サツマイモを使ったアイスクリームが作れないかと。

結果確かに美味しいアイスクリームは出来た。でもカップのアイスにわずか4%のさつま芋しか入っていない。ほとんどが乳成分原料って事。

それって・・うちのさつま芋の味じゃない。単なるフレーバーのようなもの。しかも大して売れないし、結局追加注文は来なかった。わずか1シーズンで終わってしまった。

それを踏まえて、今年かき氷をした。結果、水とサツマイモというシンプルな組み合わせ。しかも内容量の35%がサツマイモなのです。おかげさまでとても好評いただいた。素材も十分伝わり、手ごたえを感じている。

 

と言う事で、ずいぶんイベントではうちの畑のさつま芋に興味を持っていただいて、足を運んでくれた方もたくさんいる。来年の生鮮さつま芋のご注文もいただいた。

 

 




農産加工品は儲からない

人は言う規格外品の野菜を見て、「どうせ二足三文でしょ、だったら手をかけて単価上げなさい」

バカじゃないのかね。加工品を舐めたらだめです。

加工品原料を、捨てるようなもので手をかけて儲かるわけないし、お客さんに失礼です。よく考えてみて。規格外品は、確かに栽培してたらできます。でもそれって、狙って作っているんじゃないでしょ?量や質は安定してないでしょ?そんなの事業にならない。

やっぱり、加工品を作るなら、加工品原料として栽培しなくちゃダメなんです。規格外品を手間かけて、洗浄や調整して割に合うわけない。手間賃はどこへ行ったのですか?加工品はやっぱりいい原料じゃないといい商品は出来ないというのが私の持論です。

もちろん自家消費レベルなら規格外品でも十分できますが。

結果、農家が作る農産加工品は、人件費や設備投資の減価償却を考えると、決して儲かる物ではない。だからある程度の量を加工販売するために設備は導入しないといけないのと思う。

簡単に6次産業だと、手を出すと痛い目にあう

 




山間農業の6次化はできるんです

難しく考えなくていい。

普通に昔からやっていることをやればいいし、そこから少し進化したらいいだけ。

何を?

「味噌」「醤油」「漬物」「干し椎茸」「精油」・・・・

ね、昔からやってるやん。

つまり、それらは伝統と文化があり、今の若者が今までと違うマーケットや提案の仕方、組む相手の組合せ、パッケージなどなどいくらでもやることがある。そこには、自分のところの畑や田んぼ、または山ですべて賄えることが出来る。それはとても外需の影響を受けにくい6次産業化なのです。つまりとても強い産業だと思うんです。

 

よく、新しい農産加工品が出来ましたと聞くが、それって地元の原料や人がどれだけ係っているの?という不思議な加工品も見る。それらは私はあまり興味ない。

私が好きな6次産業農家、「たくわん屋」さんがある。

その方はぬか漬け専門。大根をキチンと干して古漬けを作っている。大根のたくわん。2年物で一本350円3年物500円である。注文すると樽から強烈な匂いのたくわんをぬか付きでビニールに入れてくれる。何もパッケージもない。これはとても嗜好品なので好き嫌いが別れる。それがまたいいじゃないですか。でもそんな貴重な大根のたくわんを作って売っている、素敵だ。

 

つまり、どうやってシンプルで特徴があり儲かるかであるのですよ

 




最後に

持論としてね。

昔から山間部ではいろんな工夫をしながら、植物を食べてきた。そして加工もしてきた。でも農家が台所で作って売っちゃいけないっていう保険法の法律が出来て、作って売る意欲が減ってしまったのだと思う。

例えば畑で虫に食べられ穴が開いたキャベツを千切りにして「サラダ用」として商品になるじゃないですか。でもそれをするには、シンク2層以上の洗い場、次亜塩素をキャベツに浸水、完全密封のパッケージに、ややこしいシールも貼る。そもそも保健所の製造許可やPL法保険・・・・

ややこしすぎる。

今やお餅だって突いて売っちゃいけない・・。

なんてこった。カレーライスも野外で売っちゃいけないらしい(都道府県による)カレーライスはいけないが、カレーはOKだって。つまりライス、ゴハンがダメなんだって。アホすぎる・・・。

 

都道府県によるが、農家が対面で販売するには高知県はずいぶん緩和させてくれるそうだ。何が何でも保健所の許可が必要ない。詳しくは最寄りの保健所で確かめて。

 

山間部で頑張っている農家さん。都会に媚びないで、もっと身近で簡単にできる農産加工品を作っていきましょう。

提案と組み合わせが出来れば、簡単です。

目的は、農村の物語を加工品でどう伝えるかです。

そのために持続しないといけない。だからコストをかけてはダメなのです。手間もコストだからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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