夏真っ盛りっ、と言いたいところだが、まだ朝晩は寒く、毛布を羽織って寝ないと大事になってしまう6月中旬の本山町の大石集落。
毎年この季節に待ち遠しく、巨大な家庭菜園をしているワタシ。今年も約2000本のスイートコーンを作ってしまった。とにかく無類のスイートコーン好き。今年の品種は「ゴールドラッシュ」名前がいいですよね。
生のスイートコーンは、鮮度が大事な野菜なので、今のところ国内産100%、生鮮品は年中栽培されていないの、とても珍しい作物なのです。
6月初旬、約100日かけて2メートル以上に伸びたスイートコーンの収穫が始まった。今年の最大ミッションである「タヌキからゴールドラッシュを守る」という使命を見事はたした。私が待ち望んでいる以上に、近隣のタヌキ一家も待っていて、毎年彼らと怒涛の争奪戦が始まるのだ。結果だいたい私の負けが多いのだが、今年は違った、そう見事私の勝ち! I win !! どうやって勝ったかは少々違法なところもあるので書かない。まあとにかくスイートコーンをタヌキファミリーから守ったのだから。
今年もたくさんの実がなった。こりゃ相当あるな、ほぼ100%に近い出来だ。さっそく家に持ち帰り茹でてみた。プチッとした食感、広がる甘み、歯に挟まる事なんて気にしない、消化不良OK,とにかくスイートコーンにむさぼる。まぁ私シーズンに200本は食べますね。はい。
そんな私の幼いころは、スイートコーンが食べれなかった。なぜ?その理由は次号のフリーペーパーPUGPUGに書いてあります。
さて、ここからスイートコーン大好き野郎のこだわり茹で方を伝授したいと思う。おそらく消費量日本でトップクラスの私が書くことだから間違いない、いや間違っていたらゴメンナサイ。
=食べ方別カテゴリー=
(基本)
朝早く畑に行きます。陽が昇り切らないうちに。基本収穫時間はこれに限ります。朝一番のスイートコーンの実は、触ると少しひんやりしています。太陽が昇ると実に熱を持ちます。これ大事。
(農家ならでは食し方)
もぐ>皮をはぐ>そのまま食べる
野蛮な行為ですが、まあ試してみたい食べ方ですよね、きっと。でも熱を通した方が美味しい
(収穫前に鍋を火にかけてから!)
まあ、この言葉は大げさですが、それくらい鮮度がモノを言う食べ物です。制度が良いモノを選びましょう。どうやって選ぶの?正直知りません。なぜなら買ったことないから。いつもいう事だけど、信頼できるお店や生産者から買うことがベストじゃないかな。
(ジューシーに)
皮をはぎ、水の状態からコーンを入れ茹でます。そうだね沸騰して3分ぐらい。火を止め鍋にここで塩です。決して最初から塩を入れない。これがコツです。鍋からあげて、ハフハフしてください。
(シャキシャキに)
コチラは沸騰した状態にコーンを入れます。3分ほど茹で火を止めここで塩です。両方とも火を止めてからおよそ2分ぐらいの予備熱で塩を入れることがポイントです。
(ものぐさ編)
皮をはぎ、ラップで包む。塩をひとつまみコーンに塗り、レンジで1分半。アレンジでバターを入れても美味です。
その他、醤油を縫ってグリルや、凝ったものでいえばコーンスープも缶詰とは程遠い食味になります。ぜひお試しあれ。
こんなことを書いているが、うちのスイートコーン、もう今週で収穫終了です。ごめんなさい。なにせトウモロコシの旬は短い。2週間ぐらいだ。その間に美味しさをキープしたままお届けしたい気持ちがあるため、早朝収穫→急いで出荷の繰り返しなのです。畑のトウモロコシもあと数えるぐらい。寂しい姿になってきました。
好きだからこだわれる、好きだから美味しさを伝えたい、好きだから喜んでもらいたい。そういう気持ちが伝わればいいですが。
私は百姓です。だからこれからも喜びを消費者に伝えていく伝承者になりたいと思います。目的は「笑顔のある食卓」Farm to table 頑張りたいと思います。
注意*パグに大量にあげると、消化不良でお腹を壊します。よってすりつぶした状態であげてください。
残り数日の収穫、見かけた方はぜひ買ってね。