冬のコタツに温州ミカン。昭和の風景です。それも段々と様変わりしてきている。
さて、マルシェで大人気のイチゴシェイクを売っている「いちご日和」のY君。
いちご日和ウェブサイトhttp://biyoriichigo.wixsite.com/ichigobiyori
いつもニコニコした顔で、美味しいイチゴシェイクを作る。そのY君は、愛媛県東温市の若手農家さんです。見かけによらず、アツい農業愛を持ち、新しいことにチャレンジしていく気持ちの良い農業青年です。その彼と数年前から意気投合し、交流をするようになった。イチゴをメインで栽培しているが、代々続く農家さんなので、いちご以外にもいろんな農産物がある。
そんなある日、Y君から「うちのみかんは売れなくてほったらかしにしている」という話を聞いた。愛媛のみかんと言えば、日本で有数のミカン産地でブランド力も高い。しかしそれは、愛媛県内でごく限られた地域のみで、その他のみかんは、今や二束三文状態だそう。確かに、ミカンの大産地で、自分の所のミカンを売ることは大変なことだろう。一般的に愛媛県人は「ミカンはもらうもの」ということらしい。じゃ、都会で売れば?とはなかなかいかないのも農業界である。
追い打ちをかけるように、日本人のみかん消費量も年々減少しているそうだ。みかんに限らず今の時代、お米の消費量も少なくなってきている。そのような状況になると、次第に田畑は荒れてくる。人の出入りが少なくなれば、鳥獣害も増えてくる。そしてやる気が無くなり、放棄地となる負のスパイラルに陥るのだ。四国に限らず、日本全国でそのような現象と風景が広がっている。もちろん農家数も減ってきているが、何よりも作物を作り、ビジネスとして成立しなければ、これからもますます田畑の荒廃地は増えていくことは間違いない。
儲ける農産物を生産することだけが、このような荒廃地現象を食い止める手段ではない。何かよい案があるはずだ・・。考えてみた。そしてY君に声をかけた。「こっちの地域でミカンを売ってみないか?」私の住む本山町は、ミカンの適地ではない。99%は他の地域から仕入れられたミカンがスーパーで売られている。同じ四国でも、まったく作物が違うので、わずか1時間半離れた地域でやっていることがまるで別世界なのだ。Y 君は「やりましょう」と賛同してくれた。そこで早速今年から、Y君のミカンをこの地域で広めてみようと開始した。12月、山積みのコンテナでミカンが届いた。皮をむいて食べてみると、とても美味しく、みずみずしい。しかも無農薬、ノンワックス。これならば、近所にもお勧めできると確信した。
わずか350kgのミカンだが、Y君家族にとって、新たな一歩となるようにと願う。はたして芽が出るかどうかわからないが、でも種を撒かなきゃ芽も出ない。もし芽が出たらそれをきちんと育てること。そして、消費者に思いを伝え、実を結ぶことが大事なことではないだろうか?この町でミカンを通じ、Y君のファンが増えることに繋がれば。
よろんで貰えたら、また頑張れる。農家とはそんなもんです。
さて、ここから本題に入ります。嶺北住民の方お知らせです。
この、愛媛のY君の無農薬の復活ミカンをぜひ食べてみたい方はご一報を。パグパグ畑フェイスブックページ・メッセンジャーより送ってください。
https://www.facebook.com/paguhatake
5kgで1500円。
10kgプラスサービスで3000円です!!
超お買い得ですよ。なんならアマゾンでも調べてみてください。食べることで、ミカン山を息吹を入れ、復活できるでしょう!嶺北にお住まいの方、ぜひ協力お願いします。
ただ今貯蔵中。20日ごろから順次出荷します。12/17現在11名の方のご注文済み。ありがとうございます!!